先取り学習は良くない?反対意見を3つのポイントにまとめてみた。
小学生の学習方法を調べていると「先取り学習は良くない」という記事を多く見ました。
先取り学習を推奨しているものはほとんどありませんでした。
うちでは子供が算数好きなので、算数だけは結果的に先取り学習となっています。
先取り学習に否定的な理由をまとめ、今後の方針を考えてみます。
先取り学習3つの弊害・デメリット
先取り学習についての否定的な意見。
書物・ネット・子育て関係者、色々な方の意見を把握したところ、先取り学習の弊害・デメリットは大きく以下3つのポイントにまとめられるのではないかと思いました。
先取り学習3つの弊害(まとめ)
- 小学校の授業をきちんと受けなくなる
- 子供の発達に応じた教育をした方が望ましい
- 親が子供に勉強を強いることで、子供が勉強嫌いになる
・小学校の授業をきちんと受けなくなる
先取り学習をすると、小学校の授業が既にわかっていることばかりでつまらなくなるというもの。
結果的に、学校の授業を受けなくなってしまうと。
これは確かにその通りだと思います。
自分がわかっていることばかり授業で聞いていると、面白く無いでしょう。
授業がつまらないといって、授業を全く聞かなかったり、妨害行為をするなんてことになったらダメ。
先取り学習が先生やクラスの他の生徒への悪影響を与えることは避けなくてはいけません。
・子供の発達に応じた教育をした方が望ましい
脳と心の発達に応じた教育が望ましいというものです。
子供の脳の成長よりも早く難易度の高い学習内容を行ったとしても、内容の理解までは至らない。
先取り学習をしていても、結局は小学校高学年になる頃には追い付かれる。
低学年のうちは外に出て遊ぶことも勉強の一つだから、勉強せずに遊んだほうがよいと。
このような意見が多く見られました。
これも考え方としては納得するところがあります。
子供同士の遊びで身体を動かして体力をつけたり、人間関係を学んだ記憶があります。
脳の成長と共に処理能力が上がるため、小学生低学年時の先取り学習効果は高学年になると減少するというのもそうかもしれません。
・親が子供に勉強を強いることで、子供が勉強嫌いになる
勉強が嫌いな子供に無理やり勉強させると、より勉強嫌いになると。
人間、何事も無理にやらされると効率も落ち、より嫌いになると思います。
勉強にしても同じことが言えそうです。
子供のキャパシティを超えた負荷をかけることで、子供が勉強嫌いになってしまう。
“勉強=苦痛”になると不幸です。
“勉強をやらないといけない”から”勉強が面白い”と子供の気持ちが変わることが望ましいのでしょう。
親は「勉強をしなさい」というのではなく、どうしたら子供が勉強好きになるかを考え・教えていくのが理想なのかもしれません。
まとめ
先取り学習の問題点をだいたい理解することができました。
確かに、むやみに先取り学習を実行することには弊害が多そうです。
その一方で、取り組み方によっては先取り学習もメリットがあるのではないかと思っています。
何事も「これでなくてはいけない」ということはないはず。
親としては「もっと算数を勉強したい」という本人の意思も尊重したいところです。
次回、先取り学習と本人の意思、それと学校教育の落としどころを探ってみたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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