幼稚園中退、小学校不登校から始める中学受験日記

中学受験日記|発達障害と診断された子供を持つ親が悩みながら共に成長を目指す記録(夫婦当番制で記載)。同じ境遇にある家庭と共に歩む記録。

『ダブルケア問題』育児と介護を同時に対応するのは厳しいし、限界がある。内閣府調査報告書を考える。

   

わたしの父親は認知症です。

母親も心筋梗塞の後遺症もあり、本調子ではありません。

父は今のところ病院に入院しているので、負担は減っています。

ただ、退院した後にどのように介護をするのか方向性が決まっていないため、不安です。
【関連記事:子育て世帯の親が認知症に。介護体験記。‏】

 

介護と育児を一緒に行っている人の状態を「ダブルケア」と言うそうです。

内閣府は4月28日に『育児と介護のダブルケアの実態に関する調査報告書』という報告書名で、初めてダブルケアに関する調査結果を公表しました。

今日は内閣府の報告書結果を通じて、ダブルケアについて考えてみたいと思います。

 

 

ダブルケアに関する内閣府調査の内容

報告書では、ダブルケアを行っている者の推定人口を、25万3千人としています。

内訳は男性が8万5千人、女性が16万8千人です。ダブルケアに従事している女性は、男性の約2倍になります。

 

ダブルケア人口25万人という数字は正しいのでしょうか。

わたしは、もっと多くの人がダブルケアの状態にあると考えます。

それは、この調査では「育児」の定義を「未就学児」に限定しているからです。

 

ですので、うちのように小学生の子供がいる家庭はこの調査の「ダブルケア」には含まれません。

小・中・高生の子供がいて、介護も抱えている家庭は多いはずです。

ですから、実際ダブルケアに直面している人間は25万人よりもかなり増えるものと思います。

 

ダブルケアを行っている人々の年齢はどのようになっているのでしょうか。

年齢別に見ると、40~44歳が27.1%で一番多く、次に35~39歳で25.8%、30~34歳16.4%となっています。

30~40代で約8割を占めています。

平均年齢は39.7歳です。

子育ての出費が多く、また仕事でも忙しい年齢層に介護の負担が重なっている印象をうけます。

 

 

本報告書では、インターネットを通じたアンケート調査結果も掲載されています。

ウェブを通じたアンケート調査(対象1,004名)の中で一番気になった項目「ダブルケアの負担感」を記載します。

ダブルケアを行っている方は、子育て・介護の負担感をどのように感じているのでしょうか。

子育てと介護の負担感の度合い

ダブルケアを行う者の子育ての負担感について見ると、男性では「非常に負担を感じる」が 11.1%、「やや負担を感じる」が 33.4%となっており、「負担を感じる」とした割合の合計は 44.5%、女性では「非常に負担を感じる」が 13.9%、「やや負担を感じる」が 37.4%となっており、「負担を感じる」とした割合の合計は 51.3%と、男女ともに約 5 割となっている。

次に、介護の負担感について見ると、男女ともに「負担を感じる」とした割合の合計が 6 割超となっている。男性では「非常に負担を感じる」が 24.4%、「やや負担を感じる」が 42.5%と、「負担を感じる」とした割合の合計は 66.9%となっている。女性では「非常に負担を感じる」が 30.4%、「やや負担を感じる」が 36.7%となっており、「負担を感じる」とした割合の合計は 67.1%となっている。

内閣府 育児と介護のダブルケアの実態に関する調査報告書 より引用

子育て、介護ともに半数以上の人が負担感を感じています。

子育てと介護を比べると、介護の負担感を感じる人が7割弱と多くなっています。

 

子育ては子供の成長していく楽しさがありますが、介護は日々状態が悪くなっていくのみです。

また、子育ては子供の「成人」という目標にありますが、介護はいつ終わるかわかりません。

上記のような点が、介護をより負担感を感じさせる理由ではないかと思います。

 

他にもアンケート調査結果では、ダブルケアに関する拡充が必要な行政の支援策として「保育施設等の量的充実」や「介護保険を利用できる各種介護サービスの量的拡充」などが挙げられていました。

ダブルケアでも「保育所の拡充」の要望が上がっています。

施設利用料の金銭的な負担が原因で、介護施設を利用できない方もいるのではないでしょうか。

様々な施設でもっと気軽に介護サービスを受けることができれば、負担感も減るのではないかと思います。

 

 

まとめ

子育て・介護、どちらか一方でも大変な仕事です。

二つ同時に抱える「ダブルケア」となると、つらさ・負担感は2倍以上になると思います。

 

ダブルケアは多くの子育て世帯にとって、他人事ではありません。

もしもダブルケアの状態になったら、誰が親と子供の面倒をみるのでしょうか。

また、どうやって介護と教育費用を負担するのでしょうか。

 

時間とお金の問題ですので、解決は容易でありません。

 

我が家はこれまで色々あって、なんとか今の状態に落ち着きました。

でも、いつ父親が病院から退院し、再び介護方法に悩むことになるかはわかりません。

 

高齢化に伴いこれから増加が予想されるダブルケア。

ダブルケア従事者が肉体的・精神的に疲れて病んでしまうのを避けるには、介護保険制度・子育て支援制度等を利用しつつ、親族を中心として複数の人間でフォローしていく必要があると思います。

 

 

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