「何が起こっても人生を決めるのは自分」頭をトラックで轢かれて、顔も人生も滅茶苦茶になってしまった女性の話
モデルをしていたような美貌の持ち主が、事故で顔面がぐちゃぐちゃになってしまったら、普通に暮らせるでしょうか。
先日の記事で紹介した映画happyでインタビューを受けていたアメリカ人女性の話です。
人生を狂わせた事故と絶望を乗り越えた話
メリッサ・ムーディ。
インタビューに答える彼女の様子に、若い時モデルをしていた頃の面影を見る事はできません。
顔全体が歪んで見えます。
右目が不自然に吊りあがり、口も右上に引き攣っています。鼻も曲がっているように見えます。
メリッサはテキサスの牧場で夫と3人の子供と不自由なく暮らしていました。
幸せな家族の時間は、事故によって一変してしまいます。
1992年、牧場で義理の妹と口論に。
義理の妹がトラックを動かした際、運転するトラックにメリッサの手が引っかかり、トラックの下敷きになってしまいます。
トラックの車輪が背骨から頭の上を乗り上げて、顔が潰れてしまう。
家族が牧場に倒れるメリッサを発見した時に、母を認識できたのは手だけだったそうです。
夫は、事故のショックでアルコール中毒になり、2人は離婚をします。
メリッサは、9年間全く動けず30回もの手術に耐えなければなりませんでした。
「生き延びた事実に憤りを感じた。」
自殺も考えた。
「でも自殺はいつでもできる。子供達には私が必要」
映画 happyより引用
それから彼女は必死にリハビリ、仕事をして子供を育てました。
それまでの完璧主義をやめ、全ての人生を包み隠さず受け入れることで、心に平穏が訪れたといいます。
元夫とは義理の娘の結婚式で再会し、二人は再婚をすることができました。
彼女の言った言葉が心に残っています。
「昔より、今の方が幸せ。心が安定して迷いがなく、自分の真の姿とのつながりを受け入れている。」
「何が起きても人生を決めるは自分」
happy より引用
今持っているものが大事
ウィスコンシン大学心理学・精神医学教授のリチャード・デビッドソン博士は、「逆境は決して悪いものでは無い」と言います。
幸せの鍵となるのは、如何に逆境を早く乗り越えられるかということです。
幸福感を感じる人は、逆境。苦としないのでは無く、どん底からの回復が早いのだと。
まとめ
今回の話から、幸せのポイントは「無いものを嘆くのではなく、今あるものを見つめる」ことだと思いました。
人と自分を比較しても良い気分にはなりません。
人を羨み、落ち込んだり、妬んだり。
それよりも、自分が今持っている事を見つめて感謝する事のほうが幸せですし、健全かもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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