幼稚園中退、小学校不登校から始める中学受験日記

中学受験日記|発達障害と診断された子供を持つ親が悩みながら共に成長を目指す記録(夫婦当番制で記載)。同じ境遇にある家庭と共に歩む記録。

囲碁・将棋のトップ棋士から学ぶ、勝負に勝つ勉強・仕事への考え方

   

子供が囲碁を習うようになってからというもの、囲碁が身近なものになりました。

しかし、わたしも興味を持ってみようと思って色々試してみたものの、全く面白さがわかりません。

 

囲碁を理解することは早々に諦めました。

こればかりは、好き嫌いがあるから仕方がありません。

 

代わりといってはなんですが、プロ棋士の方のことが書かれている本を読むようになりました。

囲碁の世界を知ることができるだけでなく、勝負の世界で生きている方の話はきっと勉強になると思ったからです。

実際、読んでみると思っていた以上に興味深い話が多く、仕事にも生かせるものが多数ありました。

 

読んだ本の中で、印象に残った本は、将棋棋士の谷川浩司九段と囲碁タイトル六冠の井山裕太棋士の対談が記載されているもの。

 

本のタイトルは『勝運をつかむ』です。

 

 

谷川棋士は現在将棋連盟の会長。井山棋士は囲碁7タイトル全てを制覇しようとしている今日本で一番強い棋士です。

対局に臨む姿勢や、勝負に対する考え方、運にまで内容が及んで意見を交わしています。

 

二人は囲碁・将棋と戦う場は違いますが、同じ勝負の世界に生きているからでしょうか。考え方は似ているところが多いです。

二人の対談は、わたしのような一般人の仕事や生き方だけでなく、子供の勉強への取り組み方にも役立つのではないか思うに至りました。

今日は、印象に残った言葉をいくつか紹介したいと思います。

 

 

 

谷川棋士と井山棋士の対談から学ぶ 勝運をつかむ考え方

 
1.うまく行かないとき、成績が悪かった時の考え方
2.仕事や試験に対してのコンディション作り
3.運のつかみ方

 

 

1.うまく行かない時、成績が悪かった時の考え方
負けたときこそ自分の悪いところと向き合い追及する

勝っているときに、どこかよくないところが見えたとしても、まあ、勝っているからいいかと見落としてしまうことがあります。

しかし、負けたときほど自分の課題、弱いところが見えやすいのです。

負けたときこそ自分の悪いところと向き合い、追及しなくてはいけません。

負けたときを、逆に強くなれるチャンスにできるかどうかが大切なのです。

負けから目を逸らせてしまうか、負けを次のステップにするか、それは自分次第ですが、それができるかどうかで大きな差が生まれてくると思います。

井山裕太棋士

勝運をつかむ から引用

うまくいかない時に、自暴自棄になってしまったり、現実から目を背けてしまったりすることはよくあることです。

仕事での失敗、テストでのミスなどは成長のチャンスなのかもしれません。

なぜ失敗をしたのかを反省、消化をし、次に生かすということが大切なのだと思います。

 

悪いときをどう凌ぐかが一流の条件

勝負に勝ったとき、成績がいいとき、仕事がうまくいっているときは、誰もが充実しているし、頑張れるものです。

しかし、大事なのは負けが続いていたり、仕事がうまくいかなかったりしたときだと思うのです。

いつもトップにいる人でも、いつもいい時ばかりとは限りません。負けるときもあります。

あるいはいつも気力が充実しているときばかりでもないでしょう。

大切なのは、うまくいかなかったときこそ、いかに頑張れるか、そこが一流と二流の差ではないかと思うのです。

ただし、私自身の経験から言うと、頑張りすぎても逆に辛くなってしまうことも多々あります。

ときにはうまく気分転換をはかりながら、切り替えていくことも必要でしょう。

無理のない程度で頑張りながら、ときにふっと息を抜いて切り替える。

それは私自身の今後の課題の一つだと思いますが、一流の人はそうしたことにも長けていると感じます。

井山裕太棋士

勝運をつかむ から引用

うまくいかないとき頑張るのが重要だけれど、頑張りすぎてもいけないと。

精神的に追い込まれてしまうと、物事への意欲が無くなり、放っておくとうつ状態にもなりかねません。

気分転換も必要ということです。

 

 

2.仕事や試験に対してのコンディション作り
心技体の充実なくして集中力は生まれない

囲碁の場合、必要な集中力は瞬発力よりも持続する力、持久力です。

しかも、体だけでなく頭のスタミナも必要です。

そのため朝からみんなで集まって長時間、碁を打つといった研究会をすることもあります。

しかし、それで本当に長時間持続する集中力がつくかと言われると、そうだと言い切れる自信はないのですが。

ただ一つ確かなのは、体調が悪かったり、心配事があったりすると集中力が続かないどころか、最初から勝負に集中できないことでしょう。

心技体とよく言われますが、すべての面で整えて勝負に挑む、まずこれが基本だと思います。

井山裕太棋士

勝運をつかむ から引用

大切な局面の仕事、もしくは入試本番当日、そういった重要な場面では体調や精神面が安定していることが重要。

よく、コンディション作りも仕事のうちと言いますが、体調管理やメンタル面のケアも大切になってくるのだと思います。

 

小さな妥協を繰り返すと、取り返しがつかなくなる

たとえば二つの手が頭に浮かんだとします。一つは固くリードを保てそうな安全な手、そしてもう一つは自分自身が最善だと思う手。

心情的には堅く、安全な手を打ちたくなるものです。

そうした局面が積み重なっていき、その度に安全な手ばかり打っていると、いつの間にか逆転されているという苦い経験を何度もしたことがありました

小さな妥協を繰り返していると、最後には取り返しのつかないことになっているのです。

井山裕太棋士

勝運をつかむ から引用

安定した仕事、自分がやりたい仕事どちらを選ぶか。

学生ですと、どの学校を志望するのかということに置き換えることができるかもしれません。

 

人生の様々な場面で安易な選択をしていると、本意では無いため失敗したり後に後悔することもあるでしょう。

安易な妥協を繰り返していると成長が止まったりや刺激などが無くなったりと、人生がつまらないものに感じるようになってしまうかもしれません。

自分がやりたいことに向かって準備・努力することが大切。

 

 

3.運のつかみ方
運を無駄遣いする人、運を味方につける人

見えない力といえば、運というものも勝負と深く関わっていると思いますね。

私は、一人ひとりが持っている運の量っていうのは平等だと思うんです。

そして、運が悪い人というのは、つまらないところで使っているんじゃないかと思うんです

(中略)

棋士の中には対局開始前ギリギリにやってくる人もいます。

さすがにトップ棋士は対局の十分、十五分前には将棋会館に来るけれども、そういう心掛けのできていない人は、電車が遅れたりしたら大変です。

なんとか対局に間に合ったとしても、その人はそこで運を使い果たしていると思うんです

将棋も囲碁も先を読みますが、どんなに頑張ってもどこか読み切れない部分があります。

そういう最後の最後、一番大事なところで運が残っているかどうかというのが非常に大事だと思うんです。

ですからどんな対局であっても、与えられた条件で最善を尽くして運を味方につけることが大事です。

谷川浩司棋士

勝運をつかむ から引用

最後は「運」という目に見えないものについての考え方です。

谷川棋士の話を聞くと「人事を尽くして天命を待つ」という言葉が当てはまりそうです。

何事も準備をしっかり行い、本番時には最善を尽くすことがよい結果を招くということだと理解しました。

 

 

 

まとめ

 

一局一局全ての対局を大切にするという気持ち。

負けた時の反省と振り返り。

飽くなき向上心。

 

もしもわたしが棋士になったら、恐らくプレッシャーに耐えられずに心が折れてしまうでしょう。

そんな心の弱いわたしでも、プロ棋士という厳しい職業で活躍されてきた二人の言葉を囲碁や将棋以外の勝負事・人生に応用することはできそうです。

 

人間である以上、辛いけれど競争・勝負事からは逃れられません。

挫折しそうな時、ついてないと思った時など、勝負の世界で生きている一流棋士の考え方が参考になるかもしれません。

 

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