幼稚園中退、小学校不登校から始める中学受験日記

中学受験日記|発達障害と診断された子供を持つ親が悩みながら共に成長を目指す記録(夫婦当番制で記載)。同じ境遇にある家庭と共に歩む記録。

「働かないアリ」の存在意義とダイバーシティ(と学校に馴染めない息子)

   

「働かない」働きアリの話です。

アリの集団が長時間存続するためには、働かないアリが一定の割合で必要との研究結果が発表されました。

北海道大学の長谷川准教授のチームが、イギリス科学誌のサイエンティフィック・リポーツに発表したとのことです。

長谷川准教授は、「普段働かないアリがいざという時に働いて、集団の絶滅を防いでいる」と話す。

これまでの研究で、アリの集団には常に2~3割、ほとんど働かないアリが存在することがわかっている。

働くアリだけを集めても一部が働かなくなり、働かないアリだけを集めると一部が働き始めるが、その理由はナゾだった。

 

チームは、様々な働き方のアリの集団をコンピューターで模擬的に作成、どの集団が長く存続するかを調べた。

その結果、働き方が均一な集団よりも、バラバラの集団の方が長く存続した。

働くアリが疲れて動けなくなった時に、普段は働かないアリが代わりに働き始めるためだ。

実際に8集団1200匹のアリを観察すると、働くアリが休んだ時、それまで働いていなかったアリが活動し始めることが確認できたという。

読売新聞(2016年2月16日)より引用

 

アリの世界でいうとバックアップ要員が常に2、3割いるといったところでしょうか。

組織や集団が存続するためには多様性が必要ということではないかと思います。

 

 

働かないアリと人間世界のダイバーシティ

この「働かないアリ」の必要性を考えた時に、これって人間世界にも当てはまるのではないかと思いました。

「働き方が均一な集団よりも、バラバラの集団」

最近、日本企業でも多様な人材を登用する「ダイバーシティ」の必要性が言われています。

 

ダイバーシティーとは

ダイバーシティとは、多様な人材を積極的に活用しようという考え方のこと。 もとは、社会的マイノリティの就業機会拡大を意図して使われることが多かったが、現在は性別や人種の違いに限らず、年齢、性格、学歴、価値観などの多様性を受け入れ、広く人材を活用することで生産性を高めようとするマネジメントについていう。 企業がダイバーシティを重視する背景には、有能な人材の発掘、斬新なアイデアの喚起、社会の多様なニーズへの対応といったねらいがある。

コトバンク ナビゲートより引用

 

多様な人材の必要性については以下のような記述もあります。

同質的な人材を求めることは組織マネジメント上、一見、効率的のように思われるかもしれないが、実はそうではない。実感としてお分かりだろうが、均質な人材から構成される組織より、多様な人材がいる組織のほうが、さまざまな面でリスクを軽減できる。変化や混乱への対応力、無から有を生み出す力などが全然違ってくるのだ。自然界の種の存続をみても分かるように、“雑種”は強い。変化が激しく先の読みにくい時代にあって、スピーディに対応していくためにも、組織内部に多様な人材がいることが不可欠になってきていると言えよう。

日本の人事部 より引用

「自然界の種の存続を見ても、雑種は強い」という言葉に表されるように、多様な個性・人材がいた方が結果的には組織は強くなるということです。

 

人種のるつぼと言えばアメリカ、昔でいうとローマ帝国。

人種、宗教、男女、マイノリティのごった煮のような国家は、文化・学問の発展、変化への対応力等の様々な点において強いです。

これは歴史から見ても言えるのではないでしょうか。

 

遅れながら日本でも多様な働き方、マイノリティの人権、女性の登用など、稚拙ながら議論が進んできました。

 

 

クラス運営上のダイバーシティマネジメントの可能性

世界的に進むダイバーシティ。

これを日本の学校教育に応用することはできないでしょうか。

 

色々な子供がいるのが当たり前です。

優等生もいればいたずらっこもいる。

勉強が得意な子もいれば、嫌いな子もいる。

算数は嫌いだけど、体育はクラスの誰よりもできる子。

落ち着きが無い子だけれど、絵を描かせればものすごく上手い子。

他人の事を思いやることができる心がとても優しい子。 etc.

 

どうしても、勉強や授業態度など限られたものさしで評価されることが多いと感じます。

学校では、結局通知表の評価がほとんどではないでしょうか。

中学・高校・大学入学で判断される基準が学力であるから仕方が無い部分もあります。

 

ですが、社会に出れば学力以外の様々な能力が求められます。

加えて、0から1を生み出す能力はほとんどの学校では教えてくれません。

 

これまでのやり方から外れた行動をとった1つの個体によって、生物の進化が始まることだってあります。

普段スポットが当たらない勉強以外が得意な子供達だって、きっと人間の発展に必要な可能性を持っていると信じたいです。

 

「働かないアリ」と同じように、授業中に静かに一人遊んでいる息子(以前の記事)にも存在意義があればいいのですが。

ちょっとこじつけですかね。

 

 

本日も、最後までお読みいただきありがとうございました。

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